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昨日、旅の写真をアップしたので、今日は、旅日記の絵。 旅行をすると、当然、写真もバシバシ撮るけれど、旅日記を必ず書く。 これは、後で見るとかなり楽しめる。 写真なんかより、ずっと楽しい。 下手な絵も描く。 上の絵は、Hot n' SpicyというスイスはBasel(バーゼル)という町の隅っこの方にあった、ケバブの店。 その日は祝日で、どのレストランも閉まっていて、開いているといえば、マックなんかのファーストフードの店かアラブ系の人が営むケバブの店だけだった。 ケバブは大好きなんだけど、その店、外から見ても客層は、かなり怪しげな人ばかり。 こっちは子連れだし、子供に、手でも出されたらどーしよーとか、結構迷って、でも、お腹はすいてるし、ここまで来てマックはやだし・・・って、意を決して入った。 どう説明していいか、わからないけれど、異様な空気が流れていた。 今までに感じたことのない、空気・・・・。 お客さんは多く、(他の店が休みだからここへ来たふう・・・の人はほとんどいなくて、みんな常連さんぽかった。)ほとんどが、一人で来てるふうだった。 革ジャンのジョンレノン風のバイク野郎は、固形物は取らず、500mlのビールだけをひたすら飲んでいて、壁とそのビールを交互に見つめていたけど、無表情で、目は踊ってた。 あぶらギッシュな顔の中年のメタボなおじさんは、ピンクのシャツとスラックスで決め込んでいるんだけど、どう見てもこの店には不釣合いなアウトフィットで、コーラを飲んでいるにもかかわらず、焦点が合ってない目だった。ヤクチュウだったのかなぁ?そして、絶対あれはカツラだった。 その他、腰の曲ったおじいさんは、独り言をブツブツつぶやき、やたら元気のいい柄の悪そうなガキは、店の外と中を行ったり来たり・・・。 彼らの誰とも隣り合わせにはなりたくない・・・と思いながら、席を探していた。 そんな中、ヒスパニック系の女性の2人連れの人が、ここへ座れ・・・と、手招きしてくれた。 ・・・のはいいんだけど、カツラの真正面。 「まぁ、かわいいわねぇ~。シン(中国)か?」と、娘を見て、女の人。 「いいえ、ジャポネーズ。」と、答えたら、カツラがニッコリと笑って、「かわいい」と、ドイツ語だったと思う・・・言ってくれた。 意外に優しいカツラ。 キンチョーしっぱなしで食べたけど、そのうちに女性もカツラも帰った。 カツラは、帰るときに「またね。」と、言ってくれた。 結構、紳士じゃーん。 ほら、こんな風にこの絵1枚で、いろんなコト思い出す。 写真では、こうはいかない。 これは、スイス国境に近いColmar(コルマール)という町のMusée D'Unterlinden(ウンターリンデン美術館)という所と、その近くの、かわいいカフェに行った日の日記。 文章の前の番号はアルバムの写真の番号。 旅日記を見ながら写真を見ると、より楽しめる様に工夫した。 この美術館は、今まで行った美術館の中でも、お気に入りナンバー5までに入る。 カフェの方は、ピンクの外観でうなぎの寝床みたいに中が長くなっていた。 入ると、そのおくーの方から、お人形さんみたいに、かわいくってお洒落なおばあちゃん2人が出て来た。 注文して、出てくるまでにかなり時間がかかったけど、ここのキッシュは最高だった。 ・・・・とまぁ、イロイロ思い出しては、再びその場所を訪ねてる感に浸っている。
by sunagimo-confit
| 2010-07-31 01:37
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