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昨日は、父が夜出掛けると言うので、娘とアタシとで母に会いに行って来た。
先週は忙しくて、ウィークデイに会いに行けなかったので、丁度イイチャンスだった。 一緒に食事に出て、帰りに雨が降っていたので、3人でタクシーに乗った。 近くだったので申し訳ないと思ったのか、母は、「ごめんなさいね、近くで。」と、何度もタクシーの運ちゃんに言う。 運ちゃんも、「いえいえ、イイですよ。」と、少しばかり、お座成りな返事にも聞こえたけれど、そう言ってくれてるんだから、気にするコトも無いのに、母は降りる時に、おつりを取らなかった。 こういう母を見る度、'ああ、昔のヒトだなぁ・・・。お金払ってるのに、相手は、それが仕事なのに、申し訳無いと思う感覚なんか・・・。'と思う。 「近くで、申し訳無かったから、おつりは結構ですよ。」と母が言うと、その運ちゃん、掌を返した様に、急に優しく、「ああ、こりゃ、どーも、どーも。お忘れ物はございませんか。お足元、お気を付けて・・・。」と言う。 アタシは、そーゆー風に言われるのは、こそばゆくて、好きじゃないんだけど・・・。 どうなんだろ? 昔のヒトは、戦争時代酷い貧困生活に苦しんで来たので、お金に執着が無いのかな? でも、全て母の年代のヒトが、そうだとも限らないし・・・。 母独特の金銭感覚だとも思う。 母は昔から、デカい買い物を、まるで、八百屋で野菜を買うようにヒョイッと簡単にやっちゃうのだ。 (アタシは、レタス1個を買う時でさえ、値段を見て、高かったら買わないし、イイのを選んで、吟味して買うのに・・・。) [ココで誤解を招かない様に補足すると、'デカい買い物'と言っても、所詮庶民のレベルですので、芸能人とかの金銭感覚とは、全く違いますので、'なーんだ、タクシーの釣りぐらいか・・・たいしたコト無いじゃん。'と思われても仕方ございません。飽くまでもサラリーマン家庭のレベルで、ご理解頂けたらと思います。] また、前置きが長くなったけど、そのタクシーの一件で、昔のコトを思い出した。 その母の散財願望と動物的直観力(?)を知ってる母の友人は、ワレワレがアメリカに居た時に、母に派手な買い物をさせてくれた。 (この話、以前にも書いたような記憶が・・・。) 母は昔看護師で、ドクターの、その友人が、'お金は、いくらでも出すから、アンティークの、イイ振り子時計を買って欲しい。'とか、'ガレのランプが欲しい。'とか、'マントルピースの上に置くアンティークの置時計を探してくれ。'とか・・・。 アンティークのグランドファーザークロックなんて、日本で買えば輸入税とか梱包代、郵送料などが加算されて、べら棒な値段になってるのを彼も知っていて、現地で買い付けて送ってもらったとしても、日本での値段とは比にならないぐらい安いと思ったからだろう。 お金を使うコトが大好きな母は、その彼のミッションを難無くこなし、せっせと日本へ送っていた。 持って帰れるモノは、一時帰国の時にトランクに入れて持って帰った品もある。 勿論、その買い物にはアタシも一緒に引っ付いて行って、NYの雰囲気のあるアンティークの店を何軒もハシゴした。 あの時は、愉しかったなぁ・・・。 お陰で目も肥えた。 彼女は、モノが欲しいのではなく'お金を使いたい'だけなんだ・・・と、今、コレを書きながら思った。 昔、お金を使えなかった分、今、使えるんなら、使っちゃえ・・・と。 でも、ビンボーを通り抜けて来た人だから、お金が無くなったら、無くなったで、どうにか、やり繰り出来る様な気がしてならない。 そういう母なので、今に至っても、その本能を無くしていない。 気に入ったモノは値段も見ずにヒョイッと買っちゃう。 見てると気持ちイイ。 その代わり飽きっぽいので、すぐ人にも、あげてしまう。 一緒に暮らしている父は、いつもハラハラしながら横目で見ている。 まぁ、棺桶に、お金入れられないんなら、使った方がイイのだ。 雨の日のタクシーで思い出した話・・・(笑)。 今日の、クロぽ~ん。 冬は、イイよ、こんな風にして、すぐ膝に乗っかってくれるから。 でも、こーなると、立つのが勿体無くて、トイレも我慢しちゃう。 コレは、お父さんの膝の上。
by sunagimo-confit
| 2014-03-02 10:15
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