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毎年、この日は、胸がキュンとなる。
今でこそ、'キュン'だけど、この7月5日は永遠に忘れられない日だ。 昨日の朝、父から短いメールが届く。 「火事の夢で汗掻いて、目が覚めた。」という内容だった。 アメリカの独立記念日、July Fourthは、父、母、アタシにとっても特別な日だから・・・。 July Fourthは、アメリカの独立記念日で、ワレワレがアメリカに住んでいた頃も、毎年の様にパーティーしたり、庭でBBQしたりの、お祭り騒ぎ。 アメリカは、この独立記念の日だけに花火が許されていて(州によっては違うのかもしれないけれど、ワレワレの住んでいたフロリダ州は、そうだった。)ワレワレのアパートの近隣でも、パンパ~ンと花火を打ち上げる軽快な音が鳴っていた。 よりにも寄って、アメリカの独立を記念する為の花火が、アパート4軒を火に巻き込む惨事になろうとは・・・。 アメリカに父の仕事で数年間住んでいた、その2年目の7月5日に、ワレワレの住んでいたアパートが火事になった。 7月4日夜未明に近所の住人によって空に向かって上げられた花火が、どうやら、我が家のアパートの倉庫に落ちて燻っていたらしい。 それが翌日の5日になって、倉庫の中で大きな火となったんじゃないだろうか・・・と言われた。 (未だに詳細は、はっきりしてない・・・というか、されてない。) 近所の人から、「倉庫から煙が出ているよ!」と知らされ、すぐ、消防署に連絡すればイイものを、その倉庫のドアを開いてしまったが為に、中の火が、いきなり家のカーテンに燃え移り、あれよ、あれよという間に、火が家中に広がってしまった。 4軒が一つのユニットになったアパートだったので、他のアパートにも燃え移った。 警察や消防やテレビの取材や、凄い人数で、数日ごった返した。 居たたまれなくなって、ワレワレ3人は、ホテルに退散。 近所では、昔の恨みを持ったアメリカ人が日本人の家を狙って、わざと火を投げ入れたんじゃ、ないだろうかというヘンな噂まで流れた。 そんな噂を聞くと、それまで近所の人とも何のトラブルも無く、平和に暮らしていたのに、なんだか、悲しくなってしまった。 そんな筈は無い・・・と今でも信じているけれど・・・。 しかし、そのユニットの3軒の他の住人は、信じられないくらい平然としていて、水浸しになって入れなくなってしまった自分たちの部屋を残して、共同プールにプカプカ浮いて本を読んでいたり、「火事にでも、ならなきゃ、妹にも会えないから・・・妹夫婦に会って来るわ。」と、車でブ~ンと、どこかに出掛けてしまったりと、ワレワレの落ち込みとは、えっらい違い。 でも、そんな彼らを見ていると、気持ちが楽になった。 モチロン保険で、家財道具など、すべてカバーされたけれど、お金には変えられないモノ(殆どが絵やらアンティーク品)も多かったので、それは、それでショック。 でも、ほんとに心優しい近隣の人達の、おかげで、食料品、衣料品、電化製品など、毎日の様に、それまで会ったコトの無い人達まで、火事のニュースを聞きつけて、いろんなモノを持って来てくれた。 アパートは、他のエリアに空きが有ったので、すぐ引越しの手続きをしてくれた。 とにかく、ワレワレ親子3人は、かなり落ち込んでいたので、それを察した父の同僚や、秘書、近所の人達が、素早く対応してくれて、本当に助かり、2~3日後には、新しいアパートでの生活が出来た。 火事なんてイヤな思い出だけど、その火事を思う時、同時に、近所のエビのオッチャンや、会社の秘書の女性、ビル、シェリー、キース、ボビー、カルロスの顔も一緒に浮かんでくるので、結果、イイ思い出なのだ。 まぁ、そんな、こんなで、毎年7月5日は、家で静かに過ごすコトに決めている。 今日の、クロぽ~ん。 朝の定位置。 ツバメを見てる。
by sunagimo-confit
| 2014-07-05 06:26
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