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好きなブログがあって、毎日更新されるのを楽しみにしている。 ニューヨーク在住の日本人が、ニューヨークのイベントや、流行っている店、面白い団体等の紹介をしてくれている。「ニューヨークの今」を、リアルタイムで見れるのがうれしい。ガイドブックには載ってないローカルな情報や、季節によって変わるニューヨークの横顔が見られる。 つい、数分前も、そのブログを開くと、昨日の「独立記念日」の記事がアップされていた。 アメリカの独立を祝う人達の楽しそうな記事だった。 勿論、ゴージャスな打ち上げ花火の写真も、たくさんあった。 私は「独立記念日」には、特別な思い出がある。 以前、アメリカに住んでいた時、我々、家族が住んでいたアパートが火事になった日が7月5日だった。 「独立記念日」は、その前日で、国中がお祭騒ぎ。 アメリカでは、花火は、この独立記念日以外やってはいけないことになっていた(当時)。 アパートの近くでも、ここぞとばかり、若者の奇声と一緒に、夜更けまでポ~ン、ポ~ンと打ち上げ花火の音がしていた。 その火の粉が、うちのアパートのベランダ側の倉庫へ入って、5日になるまで、くすぶっていたらしい。 エアコンをかけて扉や、窓を、すべて締め切っていたので、5日の夕方、庭掃除のおじさんが発見してくれるまで、全く気づかなかった。 ベランダ側のガラス扉をバン!バン!と叩きながら、"Fire! Fire!"と、叫ぶ声にビックリして、ベランダに出ると、倉庫から煙が出ている。 とっさに倉庫の扉を開けた。 それがいけなかった。 火が一気にカーテンに燃え移り、カーペット、ソファと燃え移る。 その後は、消防隊員に、避難するように言われ、外に出て、ただアパートが燃え尽きるのを見守るしかなかった。4軒1棟のアパートは全焼したが、発見が早かったお陰でケガ人はゼロ。 父の職場や、近所の人達が、着る物を提供してくれたり、差し入れをしてくれたりして、とても助かったのを覚えている。心細い時にすごくありがたかった。 日本にいれば、「独立記念日」のことなど、ニュースを見ない限り、耳に入ってくることはないので、もうほとんど忘れかけていたが、今日、そのブログを見て、ああ、そういえば、そうだった・・・と、当時の記憶が甦ってきた。 ちょっと、ノスタルジックになった、今日、7月5日。
by sunagimo-confit
| 2010-07-05 23:17
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