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岡山県川上郡成羽町にある美術館。
1994年に安藤忠雄が建てた美術館として、美術関係者や、絵に興味のある人の間で、当時は結構、話題になった。 私が最初にそこに行ったのは1997年で、ちょうど特別展をやっていたからだ。 最近、友人を通じて知り合いになった方のブログを見たら、この美術館のことが書いてあって、「ああ、この人も絵がすきなんだー。それも、こんなマニアックなところに行ってる!」と、まだお会いしたこともないのに、急激に親近感を覚え、すぐさまコメントした。 私が行った時の特別展というのは、「気まぐれ美術館」洲之内徹と日本の近代美術…という、洲之内徹、没後10年を記念して開催された展覧会だった。 彼がかつて所蔵していた作品や、かかわりのあった作品(200点余)が、本当に、こんなところに安藤忠雄の美術館があるのかって不安にさせるくらい田舎に、突然、シャキィーンと現れた近代的な建物に整然と展示されていた。 私が絵を好きになったきっかけは、母の影響もかなりあるが、この洲之内徹から学んだことも多い。 彼は、近代美術のコレクターであり、小説家、美術評論家であり、自分の画廊も持っていた。彼の「発掘」する画家の殆どが、私の好きな画家になった。 なんていうか、美術というものを特別に扱うのではなく、普段着で向き合い、先入観や権威に左右されずに、自分の目を信じ、いいと思った作品を手に入れる。 それって、「じゃぁ、あたしにもできるかも・・・。絵って、そんな風に観ていいんだ。」という、いい気分にさせる催眠術みたい。 有名無名に関わらず、新進の画家も含めた、かなりユニークな画家が、彼によって、世の中に紹介されている。 私が大好きな長谷川リン二郎を、彼のコレクションから見つけたときは、飛び上がるほどうれしかった。 なんか、彼のおめがねに、かかったような気がして…(おこがましいけど…)。 「気まぐれ美術館」というのは、美術雑誌にエッセーとして13年間掲載されていたタイトルで、独特の飾らない性格と、説得力のある発言で、根強いファンと多くの愛読者を獲得した。 美術を、絵を観るということを、一般の人にもわかりやすく説明し、それらに接する面白さみたいなものを教えてくれたような気がする。 それからは、コトあるごとに、「好きだなぁ~」と思った画家が、彼の息がかかっているかどうか、チェックする様にまでなってしまった。 逆に、彼が認めている画家なのだから、きっと面白いに違いないと、その画家を追っかけてみたりもする。 今週末、そのブログの方にお会いする機会を得た。 お仕事中にお邪魔するので、どれだけ、お話が聞けるか分からないが、とても楽しみ。 そして、その方を紹介してくれた友人にも感謝! こうやって、共通の話題で輪が広がっていくのは、楽しい。
by sunagimo-confit
| 2010-09-16 02:53
| 絵
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