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日曜美術館
音なき世界 再生の青 ~作家・佐伯一麦と松本竣介「白い建物」~ (番組の様子は、こちらから・・・) http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2011/0703/index.html 作家の佐伯一麦(さえき かずみ)さんは、3月11日の東日本大震災を経験し、今でも停電や断水の中での生活を余儀なくされる日々である。 毎日、溢れる、復興に関する情報を、見聞きするうちに、ただでさえ、先行きが見えない中で、彼自身、何をどう捕らえていいのやら、混乱し、言葉を失っているという。 震災前も、よく、通ったという宮城県立美術館。 震災後、どうしても、観たい絵があって、再び、一部が閲覧可能になったので、すぐ、行ってみたらしい。 宮城県美術館所蔵の“洲之内コレクション”の一枚、松本竣介の「白い建物」が、その絵。 この絵を前にすると、音の無い、この静謐な世界に引き込まれて行き、この絵とならば、自分の言葉が見つけられるという。 彼の言う事、すごく分かる。 この絵が、佐伯さんの雑念を全て洗い流し、zeroのラインに引き戻してくれるんじゃないかな…。 Zeroに戻って、一番最初に、湧き出る物が、言葉になったり、文字になったり、絵になったり…。 「白い建物」というタイトルが付いているが、全く白くはない。 人の手垢や、町の埃、年月すべてが、この壁に張り付いて、「日常の白」を作り出している。 震災後に、この絵を見た時、自分が生まれ育った町が、全て、震災で無くなり、遠い記憶の中にあった彼の中の日常は失われてしまった。 竣介が描いた「日常の白」を、実際の生活に取り戻そうとするには、また、かなりの年月を必要とするのだ。 この絵を観ながら、佐伯さんは、今更ながら、震災のダメージの大きさを、思わずには、いられないという。 それにしても、宮城県立美術館に”州之内コレクション”があるとは…。 ここは、是非、行かなきゃな…。 前にもこのブログで紹介した、この本。 松本竣介を紹介するページは、なんと、11ページにも及ぶ。 この本の中で、一番多いんじゃないかな…。 州之内徹、よほど、松本竣介が、お気に入りだったと見た。 私もつい先日、このブログで、松本竣介の名前を出したところだった。 宮城県立美術館、7月5日からは、全館開館! 私が、そうであるように、もしかしたら、絵を観て、元気になる事が出来る人も、いるかもしれない。 多くの人に、足を運んでいただきたい。
by sunagimo-confit
| 2011-07-03 13:35
| 絵
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