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今春に行ったパリの中世美術館での有名な、タピストリー"貴婦人と一角獣"。
以前、「中世美術館」として、1枚だけ、このタピストリーの写真をアップしたけれど、この美術館、それ以外にも、見どころが満載で、本当に面白く、(・・・とは言っても、好みの問題なので、全く興味の無い人なら、ただ、暗くて、黴臭い場所でしかないだろう。)この有名なタピストリーの事を、ずっと忘れていた。 今日、その時に買った雑誌をパラパラと、めくっていて、改めて、技術の素晴らしさ、構図の美しさに、うっとりとして、しばらく暑さを忘れた。 上の写真は、その雑誌の記事をデジカメで、それも夜、普通の生活灯の中で、撮ったので、最悪。 (あ、興味のある方は、画像検索したら、きれいな写真がWebで見られますよ~。) こんな風に、このタピストリーだけの展示室になっていて、部屋は、色の劣化を防ぐ為か、極度に暗い。 6帳の連作で、「味覚」「聴覚」「視覚」「臭覚」「触覚」の5帳が、円弧を描いた、片方の壁を埋め尽くし、反対側の壁に「私の唯一の望みに」の1帳が、ど真ん中に特別な光を放って、飾られている。 青い天幕の上には、このタピストリーのタイトルにもなっている「A MON SEUL DESIR」と、書かれてある。 この「青」から連想されるのは、ブリューゲルの「ネーデルランドの諺」にある「青いマントを夫にかぶせる妻」。 全く関係ないとは思うけれど、「欺き」や、「欺瞞」といった、アレゴリーが、隠されているとしたら、また、違った解釈になって、面白いかも・・・。 この貴婦人の唯一の望みってナンだろう? タイトルが「MON SEUL DESIR」ではなく、「A MON SEUL DESIR」で、「A」がついているところも、ちょっと、ミステリアス! 私って、つくづく、短絡的な思考回路しか、持ち合わせない人間だわ・・・。 この美術館のBook storeには、勿論、たくさんの図録があったけれど、その中でも、この雑誌、印刷もいいし、薄い分、ポイントが絞られていて、とても充実した内容になっている。 日本の「芸術新潮」みたいな位置なのかな・・・? この内容で、9ユーロ50は、安いと思う。 そういえば、スイスのパウル・クレー美術館に行った時も、友達へのお土産として、この雑誌、買って帰ったわ。 今日のクロちゃぁ~ん。 こらこら・・・。 好きよね、そういう、暗くて、狭いトコ。
by sunagimo-confit
| 2011-07-18 03:30
| Belgie/France 2011
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